ウレタンスポンジで変わる?DIYで感じた素材の大切さ 真鍋様(仮名)へインタビュー

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こんにちは、ウレタンスポンジを希望サイズにカットする「スポンジの量り売り」の生みの親、スポンンジ専門店ソフトプレンです。当店では様々なウレタンスポンジを取り揃えお客様の欲しい素材を用意しています。
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今回はたまたまご縁があり、ウレタンスポンジを購入予定だった真鍋様(仮名)からDIYに関する貴重なお話を聞くことができました。真鍋様は趣味でDIYをされていて、ネットの情報を参考に家の椅子を加工したり、こども用の椅子をつくったりしています。

DIYの中でもウレタンスポンジはいろいろな形に加工ができて、とても便利な素材ですとおっしゃっておられます。そんな真鍋様ですが、当店のウレタンスポンジをご購入いただく前はホームセンターで販売されているウレタンスポンジを使っていました。このことをのちに大きく後悔することになります。その時の貴重な経験を伺いました。

この記事では真鍋様の体験をもとにウレタンスポンジ専門店からのアドバイスを解説します。

           

椅子の座り心地で坐骨が痛い?真鍋様の体験

真鍋様 30代 子ども二人・在宅にてお仕事〉

真鍋様は子育てに追われる中、手先の器用さを生かし趣味で生活の中のさまざまなグッズをDIYされていました。テーブルの脚を変えてリビングで使いやすくしてみたり段ボールを加工して子ども用キッチンをつくったり。

そんな真鍋様は、長年椅子が合わないことによる不調を抱えていたとお話してくれました。

合わない椅子を使い続けたことによる不調

椅子が自身に合わないという話はよく聞くと思いますが、真鍋様はかなりひどかったご様子。一時期は坐骨まわりが痛すぎて椅子にきちんとした姿勢で座ることができず、横になるあるいは立ちっぱなしの姿勢を続けていたそうです。

座り姿勢がしんどいというのは、車での移動も大変です。運転席では坐骨の当たり具合を調節し、片方に負担がかかりにくくする工夫や腰に負担がかかりにくいように座席と背中の間に座布団をはさんだり。

お仕事は在宅ワークなので、立ちながらできる場所を探し、疲れると横になる・・・。

確かに横になったり立ち姿勢は、お尻周りの筋肉や坐骨に負担は少ないです。ですが日常生活で常にそれでは少々つらいものがあります。真鍋様は子育て中で、やんちゃ盛りの子どもを抱えての身体の負担は相当なものだったと思います。

真鍋様の対策 ウレタンスポンジでDIY

そんなある日、坐骨が痛いという不調に真鍋様はウレタンスポンジによる独自のDIY対策を思いつきました。

子育て中は、DIYにかける時間よりもクッションや便利グッズがあるのでは?と考えた人は多いでしょう。

ウレタンスポンジでなくても便利なグッズはたくさんあります。真鍋様もクッション等の利用は考えたそうですが、ある理由により使えませんでした。それはクッションや座るときの便利グッズは、やんちゃ盛りの子どもたちにとって魅力的な遊び道具になってしまうのです。

骨盤ケアクッションなどは、おままごとの道具になったり本人が使って遊んでみたりと、目的とは違う使い方でとられてしまうのです。そのためあるべき場所になかったり、見当たらなくなったりすることがしょっちゅう。

そんな状況下で日常的に使う椅子の座面にウレタンスポンジをつけることを思いついたそうです。

座面のクッションで変わる快適性

この思いつきは、専門店から見ても大正解。椅子の座面にウレタンスポンジを取り付け、クッション性により坐骨に負担がかからなくなったそうです。真鍋様は一日の間に座る時間が増え以前よりも快適に過ごすことができるようになったそうです。

ウレタンスポンジにはクッションはもちろん、その他にも重いものを支えたり割れ物を守るといった用途もあります。

椅子の座り心地による身体への影響

椅子が合わない、座り心地が悪いといったことは誰でも多かれ少なかれ経験しているはずです。その不調をそのままにしておくと真鍋様のように大変な状態になってしまいます。そこまでひどくなる前に病院に行く選択肢はなかったのでしょうかと聞くと、「ワンオペ育児でとにかく子供から目が離せず自分のことをすべておろそかにしてきた」とのことでした。

子育て中などご事情があり優先されることだけで精一杯だったようです。そこで、座れなくなるほどのひどい痛みに襲われる前はどんな症状があったのか、身体の違和感は感じなかったのか伺ってみました。

ここからは、椅子の座り心地による身体への影響を真鍋様の体験談をもとに説明します。今椅子の座り心地がいまいちだと感じている人は、ぜひ参考にしてください。

慢性的に肩がいたい

まずは慢性的な肩の痛みです。ある動作をすると痛いとかではなく、常に筋がはって痛みを感じる状態です。慢性的な肩の痛みというのは、慣れてくるとそれが当たり前になります。

真鍋様は最初は痛いことを我慢し肩を温める温熱療法やシップで冷やすクーリングなどさまざまなセルフケアを試しました。一時的に血流が改善されることで、しばらくは痛みを感じなくなります。当時の状況を真鍋さんは、自分の身体よりも子どもに目が向いていたため細かいことを気にしている余裕はなかったと話していました。

腰が重だるい

坐骨に負担がかかり痛みを伴う前は、腰がひどく、重だるくなるというサインもあったそうです。腰がおもだるいというのは、わかりやすく言うと5キロの米袋をウエストポーチに入れて常に腰に置いている状態を想像してみてください。

本来の自分の体の状態でないのがよくわかります。こうしたことを我慢して悪化につながったと聞くと、いろいろ納得できますね。

下半身のむくみが抜けない

椅子が合わないと、下半身のむくみが抜けない症状もあります。押した時に白くなった部分がなかなか戻らなければむくみがある状態です。むくみを知りたいときには、指でふくらはぎを押すとわかります。足が大きくなり靴が小さく感じるようになることもあったそうです。

真鍋様の対策は一時的だった!DIY初心者が陥る目的と予算の掛け違い

座面にウレタンスポンジを取り付ける前の真鍋さんのような状態というのは、考えただけでもしんどそうですね。

ここからは真鍋さんの体験をさらに深堀してDIYの初心者がウレタンスポンジを使うときに陥った目的と予算のかけ違いについてプロ目線も合わせて説明します。

購入はホームセンター

今回のDIYの材料はすべてホームセンターで揃えたそうです。ホームセンターのウレタンスポンジは、安価で手に入りやすくウレタンに興味を持つきっかけとしてはよいと思います。

しかしながら、ウレタンスポンジを購入する目的によっては注意が必要です。実はホームセンターに販売されているウレタンスポンジは、身体の座位を整える目的として椅子の材料として取り扱うには不向きな商品もあります。今回の真鍋様のような体を支える目的であればもう少し強度(厳密には密度)のあるものが、おすすめです。

ウレタンスポンジの交換時期

ウレタンスポンジには、交換時期といったものがあります。当店取扱の商品の寿命はおよそ5年〜8年、長くても10年くらいと想定しています。この寿命は、ウレタンの素材や掛かる負荷、使用頻度にもよりますので一概にはいえませんが。

インタビューした真鍋様の使用していた椅子は、20年以上経過した革張りのもの。昭和テイストで気に入っていたらしいのですが、それでは身体を痛めるのも無理はありません。

DIY方法はYouTube

DIYの方法はYouTubeで調べたそうです。便利な時代です。検索ワードひとつで調べられるからこそきちんとした情報を得てほしいものです。YouTubeの検索では、安くできる方法や手軽にできる、失敗しにくいといった方法がたくさんあります。その時に視聴した動画を見るとやはり初心者だからこその落とし穴がありました。この時に真鍋様が参考にした動画では、100均あるいはホームセンターのウレタンスポンジが紹介されていたそうです。

〈専門店が教える〉ウレタンスポンジの使い方

YouTubeも間違ってはいませんが(当店もYouTube運営していますし)、ウレタン専門店としてはホームセンターのウレタンだけで椅子の座り心地をよくする、というのは非常に難しいと考えます。高級な椅子や機能が充実した椅子などは、座り心地をよくするために本来であれば2層のスポンジを使用しています。ソファーなどの座面が大きいものはスプリングや硬いウレタンスポンジを使うことでクッション性を補い快適性を維持しています。

ここからはウレタンスポンジを取り扱う当店からの特別知識です。これからDIYをやってみようという人もぜひ覚えておいてほしい内容です。

硬さの違うウレタンを2層構造にする

ウレタンスポンジを使って座り心地をよくするためには、硬さの違うウレタンを2層にすることがおすすめです。先ほどソファーの座り心地の話をしました。ソファーの場合はスプリング+柔らかめのウレタンといった組み合わせがよくみられます。このスプリングのかたい部分を硬めのウレタンスポンジで代用することができるのです。

おすすめ素材

椅子に使用する当店おすすめのスポンジはウレタンチップスポンジと高弾性ウレタンスポンジの組み合わせです。ウレタンチップスポンジは、粉砕したウレタンスポンジを押し固めて作る、スポンジです。このような商品は、身近なホームセンターではあまり見当たらないかもしれません。自動車や鉄道車両、航空機などの内装に防音や空調管理の目的で使われたり、格闘技用マット等の芯材として衝撃を吸収したりとウレタンチップスポンジは縁の下から支えています。

椅子のDIYでは、座面との当たり心地をよくします。あるとないとでは、雲泥の差。

高弾圧ウレタンスポンジは、弾力と柔らかさでお尻を保護します。ウレタンスポンジにも硬さがあり、お好みに合わせて販売できます。この2層を組み合わせることで、椅子の座り心地は保たれていきます。

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〈気を付けて〉ホームセンターのウレタンスポンジの注意点

ホームセンターのウレタンスポンジは、このページを見ている人だけにこっそりお話しすると、状況によってはおすすめできないものもあります。販売の回転数が悪く長期間在庫していたり、種類が少ないといった理由もあります。

ここからは、ホームセンターのウレタンスポンジの注意点をまとめます。

ウレタンスポンジの販売の回転数がよくない場合

生活用品やDIY用品、ペット用品など様々なジャンルの商品を取り扱うホームセンターでは、ウレタンスポンジをメインで販売していることが多くなく、どうしても長期間在庫になってしまっている商品があります。ウレタンスポンジは外気の影響を受けやすく、劣化しやすいデリケートな素材のためできるだけ外気の影響を受けづらく、かつ換気設備の整った場所で保管をしたいです。

耐久性が低い

ホームセンターのウレタンスポンジは、安価で耐久性が低い商品もあります。今回のDIY目的のように人の体を支えるには力が足りないものもあります。椅子などの座り心地をよくするためには、二層構造がおすすめですが、ホームセンターで販売されている多くのウレタンスポンジは花壇用や密度の低いものが多く、クッションに最適な硬さのものが販売されていないことがあります。

ウレタンの硬さを選べない

ホームセンターにあるウレタンスポンジは硬さの種類があまり選べません。真鍋様もウレタンスポンジにはこれだけしかないと思っていたとおっしゃっていました。DIYをする時にはその作業工程に目が向きがちですが、われわれはせっかくの作業をするならきちんとした素材を使って、いいものを仕上げてもらうのが理想だと考えています。

当店では、60年以上にわたり蓄積されたノウハウを元に、様々な種類のスポンジを取り揃えております。ご希望の用途にぴったりなスポンジを探してみたい、「ウレタンがよくわからない」「硬さを知りたい」といった場合サンプルをご用意しているのでご連絡ください。

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まとめ

今回はウレタンスポンジを使ったDIYをされた真鍋様にインタビューをしました。たまたま真鍋様と知り合うことができたので、ウレタンスポンジに対する考え方や、使い方など色々とわかりました。

現在、真鍋様は当店のウレタンスポンジをご使用いただいていて、その柔らかさとしっかりさの両立した感じをとても気に入っていただけています。

ウレタンスポンジは目的に合った素材選びと、どのぐらい使うかを計算した上で予算を組むことがおすすめです。

当店では、ウレタンスポンジを希望サイズにカットする「スポンジの量り売り」を販売しています。種類も専門店だからこそ多数取り揃えています。購入前におためしすることも可能なので。興味がありましたら、是非一度お問い合わせください。 

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